【授業紹介】プレゼンテーション技法
物理情報工学科ならではの特徴的な授業の一 …
Keio University, Faculty of Science and Technology, Dept. Applied Physics and Physico-Informatics
Keio University, Faculty of Science and Technology, Dept. Applied Physics and Physico-Informatics
物理情報工学科には3つの研究分野があります。3つの研究分野は、「量子・情報物理」、「創発物性科学」および「情報計測・情報制御」です。
応用物理とエレクトロニクスを2本の柱とし、それらを横につなぐシステム科学の基礎を学びます。
それらを発展させた研究を通して、社会へ貢献できる技術者を養成していきます。
2年生では、物理現象・生体生命現象・物質現象を把握するための熱物理学、電磁気学、量子力学を基盤とした応用物理学、それに計測・情報処理などの究理・究明手段や、解析・モデリングのための数理的手法を学びます。3年生では、物性物理や制御工学の必修科目と多岐に渡る選択科目により専門的学力を養い、それらの知識を専門分野に応用する能力を培います。
物理情報工学科ならではの特徴的な授業の一つに「プレゼンテーション技法」があります。研究成果の発表や議論に限らず,広く日常からパーティのようなイベント時まで必要とされるコミュニケーションの仕方から学びます。自分の考えを相手に正しく伝えられるかは,生まれ持った才能では決まりません。しっかりとした理論をもとに,どれだけ訓練したのかで決まります。この授業では基礎となる理論を学び,受講生同士での実習を通して訓練していきます。
2025年度は前年度に続いて小林真理先生(慶應特任教授,AIC)を講師として授業を進めていきます。授業計画は以下のとおりです。
写真は第1回の授業の雰囲気になります。これまであまり接点のなかった同級生とペアを作って,コミュニケーションの良し(悪し)を体験しています。
山本研究室から以下の成果が出ました。
慶應義塾大学大学院理工学研究科の和田凱渡大学院生(後期博士課程2年)、同大学理工学部物理情報工学科の山本直樹教授、東京大学素粒子物理国際研究センターの吉岡信行准教授らの共同研究グループは、量子コンピュータ上で実現される状態に対し、多数の物理量を効率的かつ高精度に測定する適応型量子アルゴリズムを開発しました。本手法は、理論上の最適精度である「ハイゼンベルグ限界」を達成すると同時に、計算時間や必要とされる量子ビット数に関して、大幅な改善を達成しました。本研究成果は、量子情報処理の実用化に向けた大きな一歩であり、誤り耐性量子計算の科学応用における礎となり、次世代量子アルゴリズムの基盤技術として、産業界および学術界に広く貢献することが見込まれます。
本研究の詳細は、2025年4月10日(米国東部夏時間)に、米国科学雑誌『PRX Quantum』のオンライン版に掲載されました。
論文へのリンクはこちら
2025年5月7日の日本経済新聞(WEB版)に掲載されました。
新居陽一准教授が着任しました。林克哉助教(有期)が着任しました。
安藤和也准教授と田中宗准教授が教授に昇格しました。
田中敏幸教授が定年退職しました。浪田秀郎助教(有期)が任期満了退職しました。
2024年度は101名が卒業しました.
M2小幡君(井上研)とM1五十嵐君(堀研)が姫路で開催された第67回自動制御連合講演会にて,優秀発表賞を受賞しました。おめでとうございます。受賞対象は以下の論文になります。
2024年11月3日〜8日にマレーシアで開催された8th Annual Conference of the Division of Plasma Physics of the Association of Asia Pacific Physics Society (AAPPS-DPP2024) において、熊野俊介君(星野研究室・修士1年)がPoster Prizeを受賞しました。
“Numeral Analysis of the Tungsten Wall Erosion in a Tokamak Fusion Reactor”
Shunsuke Kumano1, Shunya Abe1, Kazuo Hoshino1, Yuki Homma2, Shohei Yamoto2 (1Keio Univ., 2QST)
11月30日(土)に学部1年生と塾内校3年生に向けて学科分け説明会を開催しました。物理情報工学科では,教員や大学院生に加えて学部生までスタッフとして参加して,新しい仲間を迎える準備をおこないました。教室展示や研究室ツアーへ多数のご来場ありがとうございました。のべ400名もの参加者があったようです。来年(塾内高校生は再来年)にお会いできる日を楽しみにしています。
特設ページもまだまだ開けておきますので是非振り返りにどうぞ。
展示会場の様子です(また追加していきます)。
研究室見学ツアーの様子です。写真は学科公認の学生広報の学生さん達が撮影してくれました(インスタグラムやXのフォローもお願いします)。
2024年9月16日〜19日に北海道大学(札幌)で開催された第79回年次大会において、山本哲也さん(渡辺研究室・博士課程1年)が、領域12の学生優秀発表賞を受賞しました。受賞対象講演は以下の通りです。
粒子モデルを用いた赤血球の座屈現象の解析
The analysis of buckling phenomena in red blood cells using a particle model
慶大理工A,東大物性研B 山本哲也A,B,渡辺宙志A,野口博司B
第79回年次大会(2024年) 日本物理学会学生優秀発表賞(Student Presentation Award of the Physical Society of Japan) 受賞者
2024年9月16日~20日に新潟(朱鷺メッセ)で開催された第85回応用物理学会秋季学術講演会において、松坂美月さん(海住研究室・博士課程2年)がPoster Awardを受賞しました。受賞タイトルは以下の通りです。
“Fabrication of nanoscale magnetoresistance devices using chiral molecules”
Mizuki Matsuzaka, Ryunosuke Miyamoto, Kotaro Kashima, Takumi Ueda, Takashi Yamamoto, Kohei Sambe, Tomoyuki Akutagawa, Hideo Kaiju
(Keio Univ. and Tohoku Univ.)
物理情報工学科ならではの特徴的な授業の一 …