物理情報工学科には3つの研究分野があります。3つの研究分野は,量子・情報物理、創発物性科学および情報計測・情報制御です。
量子・情報物理
スマートフォンやコンピュータなどの情報機器では、半導体集積回路で様々な処理を行い、高機能パネルで明るく綺麗な画面を表示しています。また光を利用してサイト間の高速通信を行い、磁気を利用して莫大なデータの保存を行います。もっと速く、もっと大量の情報を通信・処理するための新しい素材・デバイスや、次世代の情報処理・通信方法を研究しています。
創発物性科学
小さな太陽を地球上に実現する核融合技術、空気中や水中に放出されていた熱から電力を取り出す熱電素子、大電力を損失なく送ることができる超電導材料、1個の原子や分子を見ることができる走査型プローブ顕微鏡、スーパーコンピュータを用いた大規模並列計算コードの開発など、環境問題やエネルギー問題を解決するための未来の技術を研究しています。
情報計測・情報制御
複数のものが組み合わさって全体として機能をもつもの、つまりシステムは身の回りに沢山あります。航空機から遺伝子回路の制御、携帯型端末による位置計測・放射線計測などを実現するための高度なシステムの情報を計測し制御する研究を行っています。