卒業するとどのような分野で活躍できるのでしょう?

現代社会は、自然環境・エネルギー・医療などの分野において、先送りのできない地球的規模の課題を私たちに課しています。この学科を卒業した人は、少しでもこのような課題を解決するために、自然の摂理を巧みに利用することによって、環境問題に対応した省エネルギーで高性能な材料デバイスシステム、情報通信と制御、医学に貢献する高性能医療機器などの先端的な研究開発を積極的に行って欲しいと思います。会社と日本の発展のために、新製品の開発で特許を取ってもらうのも結構でしょう。もちろん、興味のある専門学問分野の研究をさらに深めるために大学院へ進学すれば、青春時代の記念碑として、自分にしか残せない研究業績を挙げることもできるでしょう。このような人達は、企業の研究開発部門、大学や国公立の研究所が待っているのです。

卒業年度 2020 2019 2018 2017 2016
慶應義塾大学大学院/他大学大学院(名) 83 63 69 84 83
就職(名) 18 25 27 14 27

卒業生集合写真(2019年3月)

物理情報工学科は就職に強い

現代社会は自然環境・エネルギー・情報・医療などの分野において、先送りのできない地球的規模の課題を私たちに課しています。物理情報工学科の卒業生はこのような課題を解決するために、自然の摂理を巧みに利用することによって、環境問題に対応した省エネルギーで高性能な材料デバイスシステム、情報通信と制御、医療に貢献する先端的な研究開発を積極的に行って欲しいと思います。物理情報工学科では卒業生が社会で活躍するための充実したカリキュラムを実践しています。もちろん、興味のある専門学問分野の研究をさらに深めるために大学院へ進学すれば、自分にしか残せない研究業績を挙げることもできるでしょう。このような人達は企業の研究開発部門、大学や国公立の研究所で活躍します。

物理情報工学科の卒業生は主に物理、電気・電子、情報・通信、SE、材料、医療など幅広い分野の技術職として就職します。我々のカリキュラム、そして卒業研究を修めますと、物理、情報、電気・電子の素養を基に、物性、計測、制御、光技術、環境、医療技術等々の応用分野に強い卒業生となっています。このような人材は、技術・分野が融合し、多角化している現在の企業が求めているものです。また、物理情報工学科では学生のプレゼンテーション能力の向上に努力しております。この能力は就職あるいは社会生活において大変な財産となって学生の価値を高めています。

これらのことから、物理情報工学科は求人・就職において学科創設以来良好な状態を継続しています。就職活動には学校推薦と自由応募があります。前者は慶應義塾大学がその長い歴史と企業との信頼関係の下に学生を「推薦」するもので、後者は大学が関与せず学生が自ら活動するものです。前者の学校推薦は、就職活動の期間が短いため、学事・研究を妨げることなく学問に集中することができます。物理情報工学科では、卒業生の社会における活躍と高い評価を背景とした長年の信頼関係により、有名企業を含めて常に推薦就職希望者を遙かに上回る推薦求人数を獲得しています。これは物理情報工学科の卒業生が就職先の企業で活躍してくれていることを意味しています。

(2020年度 就職担当教員)

就職先一覧

最近、卒業生が就職した企業のリスト(部分、順不同)。

学校推薦
NEC,NTTデータ,川崎重工,キオクシア,キヤノン,京セラ,クボタ,住友電気工業,ソニー,ダイキン工業,デンソー,東京ガス,東京電力,東芝,日産自動車,日鉄ソリューションズ,日本電信電話,日立製作所,東日本電信電話,ファナック,フジクラ,富士ゼロックス,富士通,本田技研工業,マツダ,三菱電機,村田製作所,ヤマハ発動機,リコー,など
自由応募
NTTドコモ,オリンパス,KDDI,JR東日本,東京海上日動火災保険,住友商事,ソフトバンク,日本IBM,日本航空,野村総合研究所,富士フイルム,三井物産, 横河電機,など

留学

Harvard大学、マサチューセッツ工科大学、Stanford大学、カリフォルニア大学 Berkeley校といった米国トップの大学院への進学者を多数輩出しています。海外の大学院での専門も物理学、電気工学、材料科学、医学、機械工学など、多岐に渡ります。詳細については国際化のページをご覧下さい。

慶應義塾大学の大学院に進学した場合には、ヨーロッパのトップ理工系大学院に留学することによって、ヨーロッパの大学院と慶應義塾大学大学院の2つの修士号を同時に取得できる「ダブルディグリープログラム」が用意されています。このプログラムを通して物理情報工学科の学生や卒業生が、フランス、ドイツ、スウェーデンなどに留学してきました。