慶大、グラフェン光検出器を開発−1個で広域波長帯に対応、シリコン光回路の小型化へ(牧英之准教授)

グラフェンを用いた広波長帯での光検出器開発に関する新聞記事が日刊工業新聞に掲載されました。

慶応義塾大学物理情報工学科の牧英之准教授らは、グラフェンを使って、紫外から赤外までの広い波長帯域に使える光検出器を開発した。1個の検出器で幅広い帯域に対応できる素子はこれまでなかった。シリコン上に直接積めるため、次世代の低消費電力なシリコン光回路に搭載する検出器などに使える。

12月16日に東京・丸の内の東京国際フォーラムで開く「慶応科学技術展」(日刊工業新聞社後援)で発表する。

日刊工業新聞へのリンク

牧研HP


学科分け説明会

11月26日に開催されました学科分け説明会には,多数ご来場いただきありがとうございました.

学門1では的場教授と安藤准教授が,学門3では石榑准教授と塚田准教授が説明しました.

展示会場と研究室見学ツアーの内容の一部を紹介します.


「ハイブリッド量子科学」セミナー@12/7(Wed.)の紹介

以下のセミナーを開催します.
興味のある方は奮ってご参加ください.

連絡先: 早瀬 (hayase@appi.keio.ac.jp)
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「ハイブリッド量子科学」セミナー
日時:12月7日(水) 14:45~
場所:慶應義塾大学 矢上キャンパス 14棟 DR2
どなたでも参加できます(参加費無料・事前登録不要).

14:45~15:15
「化合物半導体量子ドットの多重積層構造の作製技術」
情報通信研究機構 赤羽浩一 主任研究員

15:15~15:45
「フォノニック結晶によるフォノン場および輸送制御技術」
東京大学生産技術研究所 野村政宏 准教授

14:45~15:15
「半導体量子ドットの励起子コヒーレンスの物理・制御・応用」
慶應義塾大学 早瀬潤子 准教授

16:30~17:30 総合討論
17:45~18:30 実験室見学

講演概要
「化合物半導体量子ドットの多重積層構造の作製技術」
情報通信研究機構 赤羽浩一 主任研究員

自己形成による半導体量子ドットは真空一貫のプロセスであることから高品質なものを得ることが出来る。InP基板上のInAs量子ドットは光ファイバ通信の波長帯である1550nmの発光が得られることから応用上重要な材料系となる。高密度の量子ドット形成には量子ドットの積層技術が有効であるが、結晶成長の際の歪エネルギーの蓄積が問題となり、結晶品質の劣化が問題となる。本講演ではこの問題を解決するための歪補償技術について解説し、これを利用した光物性測定、光デバイス応用についての研究を紹介する。また、量子ドットへのキャリア注入の新しい構造として、超格子埋め込みのInAs量子ドットの作製方法とその光学特性についても紹介する。

「フォノニック結晶によるフォノン場および輸送制御技術」
東京大学生産技術研究所 野村政宏 准教授

フォノニック結晶は、フォノンに対する人工周期構造であり、その周期性に基づいたフォノンバンドの変更により、状態密度や輸送特性を大幅に制御できる。
本講演では、ハイブリッド量子科学への応用が可能なフォノニック結晶ナノ構造によるフォノン場制御について紹介する。シリコン薄膜に300 nmで周期的円孔配列を設けたフォノニック結晶中を例とし、フォノン場および輸送特性についてのシミュレーション結果を示すことで、どの程度の状態密度と輸送特性の制御が可能かを示す。また、フォノンバンドエンジニアリングによる熱伝導制御についての実験結果を紹介する。

「半導体量子ドットの励起子コヒーレンスの物理・制御・応用」
慶應義塾大学 早瀬潤子 准教授

半導体量子ドット中の励起子は、離散的なエネルギー準位構造をもつことから比較的長いコヒーレンス時間を有することが知られており、量子情報処理・通信への応用が期待されている。
本講演では、フォトンエコー法を用いた量子ドット励起子コヒーレンスの精密評価と位相緩和メカニズムの解明について紹介するとともに、チャープパルスを用いた励起子コヒーレンスの新しい制御法の開発や、フォトンエコー量子インターフェースへの応用可能性について、最近の研究成果を示す。


戸田帆志彦君,安原和貴君(石榑研M2)がIEEE CPMT Symposium Japanにて Early Career Researchers Award を同時受賞!

石榑研 修士2年の戸田帆志彦君,安原和貴君が,平成27年11月7~9日に開催された国際シンポジウムIEEE CPMT Symposium JAPAN (ICSJ2016) のEarly Career Researchers’ (ECR) Sessionにてポスター 発表した論文”Index profile design of graded-index core tapered polymer waveguide for low loss light coupling”,”Densely aligned single-mode polymer parallel optical waveguide compatible with Si photonics chips for off-chip interconnects”に対し,Early Career Researchers Awardを受賞しました.このEarly Career Researchers Awardは,ICSJ2016にて初めて開設されたECRセッション(若手研究者のポスター発表)にて発表された論文の筆頭著者が対称とされており,16名の対象者の中から3名に授与されました.3名の中で石榑研究室のM2のメンバー2名がダブル受賞となりました!


相賀建人君,香取健司君(石榑研M2)がIEEE CPMT Symposium JapanにてYoung Researcher Awardを同時受賞!

石榑研 修士2年の相賀建人君,香取健司君が,平成27年11月7~9日に開催された国際シンポジウムIEEE CPMT Symposium JAPAN (ICSJ2016) にて発表した論文”Fabrication for Polymer Microchannels with Circular Cross-sections for bio-chip applications”,”Tapered Polymer Waveguides with Graded-Index Core for Low-Loss Optical VIA”に対し,Young Researcher Awardを受賞しました.このYoung Researcher Awardは,ICSJ2016に投稿されて発表された論文の,「30歳以下筆頭著者」が対称とされており,企業の若手研究者をも含めた対象者の中から3名に授与されました.3名の中で石榑研究室のM2のメンバー2名がダブル受賞となりました!


足立研セミナー: 11/7(月) 斎藤尚樹氏(文部科学省 科学技術・学術政策研究所)

11月7日(月) 18:00~19:30 に
文部科学省 科学技術・学術政策研究所 総務研究官の
斎藤尚樹さんにお越しいただき,

「科学研究の俯瞰・ベンチマークと将来予測
  ~ 慶応大学の『研究力』の現状・動向及び将来戦略を読み解く」

という題目で講演をしていただきます。

場所は,日吉キャンパス来往舎2階 大会議室です。
詳細は,こちらをご覧ください。

夜遅く,しかも日吉での開催なので,ご不便をおかけしますが,
ご興味のある方はぜひご参加ください。

連絡先: 足立 E-mail: adachi@appi.keio.ac.jp


計測自動制御学会学会賞

内山孝憲教授が,計測自動制御学会で論文賞および著述賞を受賞しました.

論文賞
Takanori Uchiyama, Takahiro Tamura, “System identification of mechanomyogram at various levels of motor unit recruitment”, SICE Journal of Control, Measurement, and System Integration,  Vol. 7, No, 6, pp. 321-326, (2014)

著述賞
計測自動制御学会編 福岡豊,内山孝憲,野村泰伸,「生体システム工学の基礎」,コロナ社,2015


第9回 物質探索・設計セミナーのお知らせ (物質探索・設計ワーク・ショップα)@016年8月25日(木) 10:30-12:00, 慶應義塾大学 矢上キャンパス

第9回 物質探索・設計セミナーのお知らせ
(物質探索・設計ワーク・ショップα)

2016年8月25日(木) 10:30-12:00, 慶應義塾大学 矢上キャンパスにて
以下の内容のセミナー & ワーク・ショップを行います.
詳細は概要を参照願います.

緒言
酸素発生反応は、エネルギー変換ひいては水分解による水素の実用化をめざす上で必須の化学反応である。この化学反応に対する技術開発は長い歴史を持ち、酸素発生反応に必要な活性化エネルギー(過電圧)の低減は、工業上非常に重要な価値を有する。最近、人工的にのみ得られる多元系化合物や高圧合成法などによる新物質が、既存の貴金属酸化物と同等以上の触媒機能を示すことが注目されている。特筆すべきは、遷移金属酸化物の多くは絶縁体であるにもかかわらず、その結晶構造を人為的に制御することで、触媒機能を劇的に向上させることができる点である。このワーク・ショップは計算機科学による触媒機能の予備的な検討と、電気化学・高圧合成科学の専門家による最先端の技術紹介を通して、今後の課題を明らかにすることを目的とする。
講演者一同

講演者1:八木俊介
(東京大学 生産技術研究所 准教授)
題目:電気化学触媒としてのペロブスカイト酸化物

講演者2: 平井慈人
(北見工業大学 マテリアル工学科 助教)
題目: 高圧合成法・液相合成法がもたらす酸素発生触媒の新展開

講演者3: 神原陽一
(慶應義塾大学 理工学部 物理情報工学科 准教授)
題目: マテリアルインフォマティクス, 高圧相と物質界面への適用


Dept. Applied Physics and Physico-Informatics