早瀬研究室 鈴木一将君(修士2年)が, 第34回(2013年春季)応用物理学会講演奨励賞を受賞いたしました.

早瀬研究室 鈴木一将君(修士2年)が第34回(2013年春季)応用物理学会講演奨励賞を受賞しました.

おめでとうございます!

受賞対象講演:「量子ドット集合体への通信波長帯ピコ秒単一光子パルスのコヒーレントな転写・再生」
(慶大理工1,情報通信研究機構2   鈴木一将1, 赤羽浩一2,山本直克2,早瀬潤子1

受賞理由:
本研究では, InAs量子ドット集合体への単一光子レベルの極微弱な通信波長帯ピコ秒パルスのコヒーレントな転写・再生に初めて成功した.
適用可能な単一光子の帯域は1 THzであり,これまでの世界最高帯域である5 GHzを大幅に更新した. これは不均一性の大きな量子ドットと,フォトンエコー法を組み合わせたことによるものである. 不均一性により量子情報デバイスへの応用が困難と考えられていた量子ドット集合体が, 通信波長帯で量子インターフェースとして機能することを示す画期的な成果であり, 量子情報分野へのインパクトが大きい.