1999年度 藤谷研究室

構成 

専任講師
藤谷洋平
修士2年
河合淳二、斎藤恭一
修士1年
熊田和宏
学部4年 
井上和也、鏡竜太郎、片山将直、木村茂雄、鈴木洋一

研究成果

遺伝子の相同組換えの反応率の非相同塩基対含有率による影響

藤谷の提唱した random-walk modelで、遷移確率を確率的に取り扱うことで、 最近の実験データが説明できることをしめした。

遺伝子の相同組換えの random-walk modelの詳細化

random-walk model に、左右非対称な遷移確率をいれたり、相同領域が分断されている場合を考えたりして、model をより現実的なものに改良できた。 遺伝的干渉の反応拡散モデル。 減数分裂の際にみられる染色体chiasma の干渉現象は、あるplotでみれば、 調べられたいくつかの種で、相関曲線がほぼ同じに見える。我々はこの現象を説明した。

誘電磁性流体の非平衡熱力学

表記の従来の定式化は大変ややこしい。われわれは画期的な簡単化を思い付いたらしい。詳細はまだ秘密。

発表論文・学会発表・特許申請など

論文

  • Youhei Fujitani & Ichizo Kobayashi, Effect of DNA Sequence Divergence on Homologous Recombination as Analyzed by a Random-walk Model, Genetics 153 (1999) 1973-1988

口頭発表

  • 上家知郎、田中敏幸、藤谷洋平,テクスチャ特徴を用いた肉種の照合,電子情報通信学会(1999/9, 千葉)
  • 藤谷洋平、小林一三,遺伝子の相同組換え反応における非相同塩基対含有率の影響,日本物理学会 (2000/3, 大阪)

学位論文

  • 河合淳二:Reaction Diffusion Models for Genetic Interference 遺伝的干渉の実験データを、反応拡散モデルをたてて説明した。
  • 斉藤恭一:Models for Some Details of the Homologous Recombination 相同組換えのRandom-walk Modelの精密化。
  • 井上和也:Irreversible Work in a Process with a Finite Time Stochastic Energeticsのレビュー。
  • 鏡竜太郎:A Lipid-bilayer as a Two-dimensional Fluid with Bending Energy 膜のCurvature Modelと二次元流体のレビュー。
  • 片山将直:Non-equilibrium Thermodynamics of a Polarizable Fluid 誘電磁性体の非平衡熱力学の新しい定式化。
  • 木村茂雄:気液界面の密度分布平均場近似としてのvan der Waals理論のレビューと、そのアルゴンへの適用、数値計算。
  • 鈴木洋一:Real Space Renormalization 実空間繰り込み群のレビューと、二次元イジングモデルへの数値的繰り込み群の適用、取り入れる相互作用の影響比較。

進路

松井証券、日立製作所、 院進学、フリー、

謝辞

共同研究者に感謝します:小林一三 博士 (東京大,医科研)、 守真太郎 博士(北里大,理) 研究費として慶應学事振興資金の援助を受けました。感謝します.


Dept. Applied Physics and Physico-Informatics