河内優太君(M2)がアメリカSunnyvaleにあるNTT PHI研究所のインターンシップ(短期研究留学)に参加いたしました。

 NTT Research, Inc.(2019年設立)は、量子コンピュータ、暗号、ブロックチェーン、医療情報処理分野で、世界のパートナーと共に最先端の基礎研究を推進する研究所であり、国内外に複数の研究拠点があります。なかでも、アメリカSunnyvaleに位置するNTT PHI研究所(Physics & Informatics Laboratories,山本喜久所長)は、量子コンピュータに関する世界有数の研究拠点となっております。

 早瀬研M2の河内優太君が、8月から10月までの約2ヶ月間、NTT PHI研究所のインターンシップに参加いたしました。就業体験を目的とする一般的なインターンシップとは大きく異なり、一人の研究者として研究活動に従事する、短期研究留学の色合いの強いインターンシップとなります。高いレベルの研究者たちと、恵まれた研究環境の下、貴重な研究経験、留学経験を積むことのできる非常に魅力的なプログラムとなります。また資金面でのサポートも充実しており、自分で資金を負担することなく参加することができます。

 本インターンシップは、原則として後期博士課程に在学中の学生が参加申し込みをすることができます。河内君はまだ修士課程の学生にも関わらず、熱意と能力が高く評価され、本インターンシップへの参加が許可されました。慶應義塾大学から大学院学生が参加するのは初めてのこととなります。2ヶ月余りの短い期間でしたが、大変貴重な留学経験となったようです。

 インターンシッププログラムの詳細や、実際参加した感想などは、河内君によるレポートをご覧下さい。ただし、レポートに含まれる情報は2022年秋の時点のものになりますので、最新情報はご自身でご確認下さい。また感想や意見は、河内君個人のものとなりますので、ご了承下さい。

 早瀬研究室では、このような短期海外留学・インターンシップも積極的に支援しております。本インターンシップへの参加時期・期間は、フレキシブルに対応可能だそうです。ご興味のある大学院学生は、早瀬までお問い合わせ下さい。早瀬研究室以外の学生も支援いたします。

河内君から後輩へのメッセージ

  • 海外に興味があるが、語学的・文化的・金銭的な面で海外留学・進学するのが現実的でないという学生でも十分対応できます。金銭的負担なく留学を経験したい、外国の研究者と研究をしたい、観光ではなくアメリカで実際に生活してみたいという学生におすすめです。自分の英語レベルは高くないですが、それでも十分生活はでき、海外へ行くハードルが相当下がりました。