高分子光学研究室/二瓶研究室





 GRINレンズは光学系の枚数削減や光学性能の向上といった利点があります。 また、自己収束性があるために像情報を伝送することができ、 特に医療用などの内視鏡として注目されています。
 しかし、 現在のGRINレンズは直線状のロッドレンズのみであり、左図上に示すように曲げると像情報が正確に伝送されません。 曲がっていても像情報が伝送できるGRINレンズを実現できれば、 気管内挿管用内視鏡に用いた場合に患者の負担が減らせるなど、 応用範囲を広げることができます。このようなGRINレンズを実現するためには、 屈折率分布の中心が左図下のようにレンズの中心軸からずれたレンズを作製する必要があることがシミュレーションにより 証明されています。
 そこで二瓶研究室では、 屈折率が媒体中心軸に対して非対称な分布を持つロッドレンズの作製に取り組んでいます。


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