「研究成果」カテゴリーアーカイブ

二次元的な強磁性ゆらぎを有する重い電子系, CeFePOにおけるメタ磁性転移の発見

京都大学 石田憲二 教授, 池田浩章 助教, 東京工業大学 細野秀雄 教授, および科学技術振興機構との共同研究の成果がアメリカ物理学会が発行する学術雑誌, フィジカル・レビュー・レターに掲載されました. CeFePOは鉄系高温超伝導体(http://www.jst.go.jp/pr/announce/20080218/index.html)と類似の構造を有する結晶ですが, こちらは超伝導を示さず, 通常の導体(銅・銀などの金属)に比べて約100倍の有効質量を有する重い電子系とよばれる性質を示します. 重い電子系は磁性イオンを含むにも関わらず, 磁石の性質(強磁性)を示さない特徴を持つのですが, CeFePOは低温, 高磁場下では磁石となるメタ磁性と呼ばれる性質を示すことを明らかにしました.

筆頭著者である北川俊作氏 (京都大学)の個人ページにより詳細な説明がなされています。http://www.ss.scphys.kyoto-u.ac.jp/person/skitagawa/research/2011/topic201112-01.html

Title:Metamagnetic behavior and Kondo breakdown in heavy-fermion CeFePO
S.Kitagawa, H. Ikeda, Y.Nakai, T. Hattori, K. Ishida, Y. Kamihara, M. Hirano, H. Hosono
Phys. Rev. Lett. vol.107, 277002 (2011).
URL: http://link.aps.org/doi/10.1103/PhysRevLett.107.277002
DOI: 10.1103/PhysRevLett.107.277002


フォトサーモダイナミックバルーンの実用化研究

新しい血管形成術であるフォトサーモダイナミックバルーンの実用化研究が、科学技術振興財団より6年計画(総額予定11億円)で認可され開始しました。同研究は、荒井・慶應義塾が特許を保有しているレーザー加熱型バルーン技術を基盤に、カテーテルメーカに対して科学技術振興財団が補助を行うものです。同開発の基礎検討を並行して行うために、カテーテルメーカより再委託研究を6年計画で進行させています。


International POF Conference 2002

2003年9月18日-20日に、小池康博教授が全体議長を務める、プラスチック光ファイバー (POF)に関する国際会議、International POF Conference 2002 がホテルニューオータニ東京にて開催された。18日の午後3時半からは、本国際会議と慶応工学会との共催により、最大イベントであるスペシャルセッション「ギガアイランド」が挙行された。 この中で、ホテルニューオータニと慶應義塾大学のバックボーンネットワークを実際に1ギガビットの光ネットワークで接続し、ギガビットのPOFネットワークが可能にするブロードバンド社会の在り方について議論した。


All-Silicon Quantum Computer

2002年7月 伊藤助教授グループがスタンフォード大山本グループと共同で “All-Silicon Quantum Computer”構想をPhysical Review Letters誌7月号に発表.現在の半導体チップの王様であるシリコン で量子コンピュータを実現しようとの提案.大変な反響をよび, Nature誌のホームページ(http://www.nature.com/nsu/020617/020617-3.html) などで紹介される.


慶應義塾特別招へい教授

2002年4月~6月 量子情報処理の世界的権威であるスタンフォード大学・ 応用物理学科教授・山本喜久博士が 慶應義塾特別招へい教授として物理情報工学科に滞在. セミナー2回と大学院講義「量子情報」を16回を担当され 学科以内の共同研究にも積極的に参加された. http://feynman.stanford.edu/