カリキュラム

特色

1年生の科目は理工学部全学科共通の基礎教育科目です。ここで基礎学力を身につけると、2年生から物理情報工学科特有のカリキュラムで新しい応用物理学を習得します。そこでは、物理現象・生体生命現象・物質現象を把握するための熱物理学、電磁気学、量子力学を基盤とした応用物理学、それに計測・情報処理などの究理・究明手段や,解析・モデリングのための数理的手法に関する基礎理工学を学びます。3年生では、物性工学や制御工学の必修科目と多岐に渡る選択科目により専門的学力を養い、それらの知識を専門分野に応用する能力を培います。

物理情報工学科が進んでいる点は、授業をどんどんインターネットで公開し、誰でもいつでも復習できるようにしていることです。また、専門性の高い選択科目をバラエティー豊かに揃えていることです。オープンな環境で、先端学問の基礎と応用を徹底的に学べます。実験科目も充実しており、物理情報工学に関わる、多彩なテーマに二人から三人のグループで取り組めます。ここで実験の技術、研究レポートの書き方、チームワークなどを学びます。

3年生のカリキュラムには4学期制(クォータ制)を導入しました。1年間を4つに分割して授業を行います。これにより、欧米の大学の夏休みが始まる第2学期の単位を、Harvard大学、 Stanford大学といった海外の一流大学のサマーセッションで取得することができます。また、この第2学期と夏休みを合わせた4ヶ月間を海外企業でのインターンシップに利用することもできます。

4年生になると研究室で卒業研究に取り組みます。また、プレゼンテーション技術を企業で活躍するプロから学び、自分の研究や意見を誰にでも分かりやすく説明する技能を養います。

また、4年間を通して、実験能力とコンピュータの広範囲な利用能力の向上も徹底します。コンピュータは、物理情報を理解するための、アナリシス、モデリング、データ処理には不可欠です。コンピュータを用いた実験・実習のデータ処理やレポート作成によって、現代社会に不可欠な情報機器利用能力が養えます。インターネットを用いて世界との科学情報の交換や、図書館の論文検索もできます。

1・2年生では語学科目が充実しています。英語、ドイツ語、フランス語、ロシア語だけではなく、中国語や朝鮮語も履修できます。また、1年生から4年生まで通して、科学技術と人間社会のかかわりに対して、単に一般共用だけに留まらない深い洞察力を養うため、社会科学や人文社会との境界領域の分野の科目も「総合教育科目」として数多く開設されています。その中には、課題の発見・調査と分析評価・考察と創案・発表といった能力を1・2年生で身につける「総合教育セミナー」のほか、外国語による読み・書き・聞く能力を一層磨く「語学インテンシブコース」も設置されています。

学習教育目標

A.理工学基礎の習得

  1. 物理学・数学・化学・生物学など自然科学の基礎を理解します.
  2. 情報・医療・エネルギーなどの分野への工学的応用を意識した応用物理学を理解します.
  3. 工学・技術の諸分野融合の基盤となるシステム工学における基幹知識を理解します.

B.応用物理学の体系的理解

  1. 応用物理学の基盤である「力学」「電磁気学」「量子力学」「熱統計力学」の分野の体系を理解します.
  2. 物質の性質(物性)を原理的に理解し,情報・医療・エネルギーなどの分野における新機能物質やデバイス・機器の設計に応用する能力を養います.

C.基礎工学の基盤的知識習得

  1. 物理現象の工学的実現や制御のための手段として,「計算機工学」「回路工学」「制御工学」などの分野の基礎知識を習得します.

D.現象の解析力とデータ処理能力

  1. 物理現象の解析力やデータの処理能力の実践的育成,とくにコンピュータを用いた物理現象の計測手法やデータ処理方法を習得します.

E.表現力・洞察力の育成

  1. 専門家を交えた指導と研究調査を通じた実体験に基づく,プレゼンテーション能力・ディスカッション能力・科学技術文書作成能力を身につけます.
  2. 洞察力・思考力・判断力の涵養を踏まえ,プロジェクト遂行能力を身につけ,指導力の発揮やリーダーシップをとることができるようにします.

 

jikkencd

物理情報工学実験C・D(3年生 第3学期・第4学期)


Dept. Applied Physics and Physico-Informatics