1999年度 宮下研究室

構成

助教授

宮下照夫
学部:
井上知哉、櫻井弘毅、高橋晋、武井善信、徳永基之、広比嘉範、桝田朋巳、俣野友宏
修士1年:
尾留川昌平、蔵野隆、上家知郎、藤田昌人 
修士2年:
伊藤弘章、菊山竜弥、佐藤務、杉山輝、田窪全人、永井文信、深野良之、吉田訓之

研究成果

CG医用応用

  • 仮想内視鏡手術システムを、汎用のパーソナルコンピュータ上で構築することを考慮して、変形や切断が可能な内臓モデルの実現をした.モデルはサーフェイスモデルで、鉗子によるモデルの変形は力の変位の釣合い方程式を用いた.変形の不具合を解消するための16分割細分化処理、およびモデルの切断表現は、刃と接触した各領域内の仮想ばねの切断処理によるモデルの切断表現などの工夫により、一般的なパーソナルコンピュータ上で実時間表現が可能な速度でモデル描画が可能であった.

信号・画像処理

  • 音声信号を信号源に用い,信号源数未知の状況下においても分離できるように、信号源数推定過程を含んだ2層分離構造のシステムを提案し評価した.コンピュータシュミレーションでは、観測信号の数を4つとした分離を行ないSDRで平均6.3dBの改善度が得られ、分離2層構造を用いた効果も確認できた.また、実環境下実験においても,信号分離の改善が確認できた.
  • 画像時系列から点対応を相関法により決定する新しいアルゴリズムを提案し,実験により評価を行なった.提案法では,ノイズ環境下においても破綻が少なく、正しい対応点を短時間で決定できることが確かめられた.

電力線通信

  • スペクトル拡散による電灯線データ伝送の同期システムを適応フィルタを用いて改良をした.シミュレーションの結果、ブラインド等化アルゴリズムによって同期システム中の遅延ロックループの遅延弁特性の歪を軽減し,定常誤差が低減できた.

発表論文・学会発表・特許申請など

  • S. Hishida, H. Fujisaka, T. Miyashita, C.Sato:”Digital Delay-Lock Loop with Delta-Sigma Modulation for Power-Line Spread Spectrum Communications”,IEICE Trans.Fundamentals,Vol.E82-A,No.12,P.2735-2742(1999)
  • 伊藤弘章, 田中敏幸, 宮下照夫:「有限要素法による物体の変形シミュレーション」,パーソナルコンピュータユーザ利用技術協会論文誌 ,9,1,63-69(1999)
  • 田窪全人, 宮下照夫, 田中敏幸:「コンピュータ・グラフィックスを用いた鉗子による球把握のシミュレーション」,パーソナルコンピュータユーザ利用技術協会論文誌 ,9,1,55-61(1999)
  • 深野良之, 宮下照夫, 田中敏幸:「自由曲面を用いた手術用シミュレーションにおける内臓モデルの表現手法」,パーソナルコンピュータユーザ利用技術協会論文誌 ,9,1,3-10(1999)

学位論文

卒業論文

  • 井上知哉:ACライン中の電流の時間周波数解析
  • 高橋晋:スペクトル拡散通信における相互相関キャンセラを用いたCDMA方式の研究
  • 徳永基之:位置情報を利用した音声信号の分離に関する研究
  • 広比嘉範:PLL回路を用いたM系列の遅延量検出
  • 桝田朋巳:適応フィルタを用いた可聴域信号の雑音除去に関する研究
  • 俣野友宏:スペクトル拡散通信を用いた符号分割多元接続における多局間干渉除去

修士論文

  • 伊藤弘章:仮想内視鏡手術システムに用いる内臓モデルの変形・切断アルゴリズムに関する研究
  • 菊山竜弥:信号源数未知状況下における2層構造ブラインドセパレーションに関する研究
  • 佐藤務:マルチキャリアスペクトル拡散通信を利用した電力線データ伝送に関する研究
  • 杉山輝:画像時系列からのカメラパラメータを用いない点対応アルゴリズム
  • 田窪全人:適応フィルタによる電灯線データ伝送における伝送路特性改善について
  • 永井文信:隠れマルコフモデルを用いた手指動作の認識
  • 吉田訓之:均等色空間を用いた領域抽出法の顔面神経麻痺評価への応用

進路

慶應義塾大学大学院理工学研究科, NTTコミュニケーションウェア, 東日本電信電話 ,東芝

助成

平成10年度慶應義塾学事振興資金による研究補助(共同研究) 「顔面処理・表情認識システムの開発と顔面麻痺表情解析への応用」


Dept. Applied Physics and Physico-Informatics