2001年度 安西研究室

1. 構成

教員:安西修一郎(教授)

学生:西尾英己(修士2年生)

橋本 哲(修士1年生)、松田雄二(修士1年生)

石渡嘉之(学部4年生)、太田 晶(学部4年生)、菅 俊彦(学部4年生)、

仲田大作(学部4年生)、松田敦義(学部4年生)

2. 研究成果

2-1 「キュリー温度上昇化の研究」

対象システムを見つけたので、2002年度は磁化容易軸の測定にかかることにした。

2-2 「強相関遍歴電子強磁性から弱相関遍歴電子弱磁性への遷移過程の研究」

表記のシステム(Cr1-yVy)5Te8について、5Kにおける強磁場(15テスラまで)での磁化を系統的に測定した(本年度以前に東北大で共同測定)。今年度、そのデータ解析が完了し、自発磁化、強磁場磁化率、異方性パラメータならびにドメイン集合状態に関する系統的挙動を明らかにできた。

2-3 「低温相MnSn4の磁性の研究」

前年度東北大にて磁場下のNMRの共鳴周波数変化を共同測定した。今年は、それらのデータの解析を終わった。また、今年度は本学のSQUIDにより、フェリ磁性モーメントの温度変化ならびに、スピングラス成分に関するデータを取り終わった。これらの結果より、このシステムではマイノリテイー磁気副格子のMnモーメントが大きく傾き、そのために高温相よりかなり大きな自発磁化を持つことを明らかにできた。目下論文執筆中である。

3.発表論文、学会発表、特許など。

いずれもなし。ただし、2-2に関し、HIGH-FIELD MAGNETIZATION PROCESS OF (Cr1-yVy)5Te8 at 5Kと題した論文がJournal of the Physical Society of Japan (June, 2002) に掲載が可となっている。

4. 学位論文

修士論文

西尾英己「低温相Mn7Sn4のNMRと磁気的性質の研究」

学士論文

石渡嘉之「2秩序度競合システムにおける相転移シミュレーション」

太田 晶 「磁気連鎖切断システム(Cr0.9Ti0.1)5S6の磁気応答」

菅 俊彦 「(Mn0.95Pd0.05)7Sn4の構造解析と磁気的性質に関する研究」

仲田大作「低温相Mn7Sn4におけるFe置換によるキュリー温度上昇化」

松田敦義「中温相Mn7Sn4の構造と磁気特性」

5. 進路

日本IBM, ヒューレット・パッカード,創英国際特許法律事務所 ,修士課程進学,アイ・イー・グループ

6. 研究助成

なし。金銭的援助はないが、東北大学金属材料研究所の教官数名と共同研究。


Dept. Applied Physics and Physico-Informatics