2003年度 二瓶研究室

構成

専任講師

二瓶栄輔

修士2年生

大森賢一
尾瀬徳洋
越須賀強
眞鍋美和
渡辺麻子

修士1年生

木村伸彦
桜田裕一
清水重洋
鈴木建
関谷有伸
平島かおる

学部4年生

工藤朝子
佐伯康佑
月館良輔
古川三洋

研究成果

○ポリフェニレンエチニレンを用いた高分子EL素子の特性

ポリフェニレンエチニレンを用いたスピンコート法により,高分子EL素子を実現した。導電性ポリマー薄膜中に様々な有機色素をドープすることに
より、紫、青、オレンジ、赤の発光を実現した。またこれまで知られていなかったポリフェニレンエチニレンの移動度の測定に成功した。

○カルバゾール類似体を用いた導電性高分子の作製と評価

新規な方法で、導電性高分子を合成することに成功した。得られた高分子の物性を評価し、導電性高分子材料として利用可能であることを明ら
かにした。

○有機・無機コンポジット微粒子の作製と凹凸レンズへの応用

本研究室では1枚のレンズで凹レンズと凸レンズ2つの光学特性を実現できるかどうかを理論的に解析し,ある特定の条件を満足すれば実現で
きることを明らかにしてきたが、本研究では、有機・無機コンポジット材料がこの凹凸レンズ実現のための材料として利用可能であることを明らかに
した。

○ゲル高分子電解質を用いたエレクトロクロミック素子の作製

電圧をかけることにより色を変化させることのできるエレクトロクロミック素子は、期待されつつも、寿命などの点から、なかなか実用化に至ってい
ない。本研究ではエレクトロクロミック素子の構成部材としてゲル状高分子電解質を用いることにより、固体化が可能であることを示唆した。

○自発的フロンタル重合を用いたフォルダブルGRINレンズの作製とその特性

自発的フロンタルポリメリゼーションは、比較的簡単な重合方法であるにもかかわらず、重合体が重合容器中心部から形成されるため気泡の混
入が少ない重合方法である。本研究ではこの重合方法をフレキシブルGRINレンズの作製に応用した。その結果、眼内レンズにも利用できるよう
な、屈折率分布を持ちながら折りたたむことのできるレンズの作製に成功した。

発表論文・学会発表など

口頭発表

木村伸彦、工藤朝子、二瓶栄輔
「自発的フロンタルポリメリゼーションによるGRINレンズの作製」
第52回高分子討論会

渡辺麻子、木村伸彦、工藤朝子、二瓶栄輔ら
「自発的フロンタル重合を用いたフォルダブルGRINレンズの作製」
第51回春季応用物理学関係連合講演会

ポスター発表

木村伸彦、二瓶栄輔ら
「自発的フロンタル重合を用いた屈折率分布型レンズの作製」
第13回「非線形反応と協同現象」研究会

 

学位論文

修士論文

大森賢一 : ポリフェニレンエチニレンを用いた高分子EL素子の特性
尾瀬徳洋 : カルバゾール類似体を用いた導電性高分子の作製と評価
越須賀強 : ゲル高分子電解質を用いたエレクトロクロミック素子の作製
眞鍋美和 : 有機・無機コンポジット微粒子の作製と凹凸レンズへの応用
渡辺麻子 : 自発的フロンタル重合を用いたフォルダブルGRINレンズの作製とその特性

卒業論文

工藤朝子 : 自発的フロンタルポリメリゼーション法によるGRIN型レンズの作製
佐伯康佑 : 新規導電性高分子材料の開発
月館良輔 : 新規重合法による導電性高分子の合成
古川三洋 : ポリマー材料からなる有機EL素子の作製

進路

㈱フジクラ
トヨタ自動車㈱
松下電器㈱
日本アイ・ビー・エム㈱
キヤノン㈱
慶應義塾大学大学院理工学研究科基礎理工学専攻 3名
日本信号㈱

助成

なし


Dept. Applied Physics and Physico-Informatics