2006年度 二瓶研究室

■構成

専任講師

二瓶栄輔

修士2年

伊藤将史、江積匡彦、佐藤新平、下村和也

修士1年

大元純一、桝井悠子、水嶋知佳

学部4年

秋山佑介、飯田文彦、木村聡一郎、清水聡、西村健太郎

■研究成果

○1次元屈折率分布型光導波路の作製

1次元方向に屈折率分布を形成させることにより、曲がり導波路においても画像情報が伝送可能であることを、 シミュレーションを用いて明らかにし、実際に作製された曲がり導波路素子による画像の伝送に成功した。

○フロンタル重合法による屈折率分布型光導波路の作製

新たに高分子材料を用いたフロンタル重合法により、屈折率分布をより制御することが出来ることを明らかにした。

○ポリフルオレンエチニレンの合成及びその光学的特性

3重結合とフルオレン骨格を有するポリマーの合成に成功し、これを有機ELに用いることにより、緑色の発光を実現することに成功した。

○カルバゾール系高分子有機EL用材料の開発

有機溶剤に重合触媒とモノマーを混合し、短時間の超音波照射で均一に混合した後、室温に静置しておくことにより、化学反応を進行させてポリマーを得る方法を用いて、新規な有機EL材料を合成することに成功した。

○Ni触媒を用いた重合反応における超臨界CO2の溶媒効果に関する検討

超臨界二酸化炭素溶媒を用いることにより、導電性高分子を合成することに成功した。

○側鎖にオリゴビニルカルバゾールを有する主鎖非共役高分子の新規合成法とそのエレクトロクロミック特性

有機溶剤に重合触媒とモノマーを混合し、短時間の超音波照射で均一に混合した後、室温に静置しておくことにより、 化学反応を進行させてポリマーを得る方法を用いて、新規な有機EL材料を合成することに成功した。

○結像特性を有する紡錘形屈折率分布型光導波路の作製

屈折率分布型光導波路の形状を紡錘形とすることにより、光の発散効果を併せ持つレンズ系の構築に成功した。

○蛍光色素を利用した可視光光増幅器の開発

可視光領域で有機色素からなる光増幅器の開発を試みたが、有機材料自体の吸収や耐熱性の問題で、大きなゲインの増幅を実現することは難しいことが明らかとなった。

○3次元屈折率分布を有する光学素子の作製

これまでの屈折率分布型素子は、主に2次元的に屈折率分布を形成させていたが、今回新たに3次元的に屈折率の分布を形成させることに成功した。

■発表論文・学会発表など

論文発表

  • 石井崇之、二瓶栄輔、川口春馬、”ポリアニリンをシェルとするコアシェル粒子の合成と応用”、高分子論文集、Vol.64、No.1、(2007)

学会発表

  • 下村和也、大元純一、朝倉浩一、二瓶栄輔、”自発的フロンタル重合法により作製される光学素子の特性改善”第55回高分子学会年次大会、名古屋、2006年5月
  • 大元純一、朝倉浩一、二瓶栄輔、”有機無機ハイブリッドGRINレンズの作製”第16回非線形反応と協同現象研究会、横浜、2007年1月

■研究助成

慶應義塾学事振興資金10万円

■進路

日産自動車
藤倉電線
キヤノン
日本電波工業


Dept. Applied Physics and Physico-Informatics