第9回 物質探索・設計セミナーのお知らせ (物質探索・設計ワーク・ショップα)@016年8月25日(木) 10:30-12:00, 慶應義塾大学 矢上キャンパス

第9回 物質探索・設計セミナーのお知らせ
(物質探索・設計ワーク・ショップα)

2016年8月25日(木) 10:30-12:00, 慶應義塾大学 矢上キャンパスにて
以下の内容のセミナー & ワーク・ショップを行います.
詳細は概要を参照願います.

緒言
酸素発生反応は、エネルギー変換ひいては水分解による水素の実用化をめざす上で必須の化学反応である。この化学反応に対する技術開発は長い歴史を持ち、酸素発生反応に必要な活性化エネルギー(過電圧)の低減は、工業上非常に重要な価値を有する。最近、人工的にのみ得られる多元系化合物や高圧合成法などによる新物質が、既存の貴金属酸化物と同等以上の触媒機能を示すことが注目されている。特筆すべきは、遷移金属酸化物の多くは絶縁体であるにもかかわらず、その結晶構造を人為的に制御することで、触媒機能を劇的に向上させることができる点である。このワーク・ショップは計算機科学による触媒機能の予備的な検討と、電気化学・高圧合成科学の専門家による最先端の技術紹介を通して、今後の課題を明らかにすることを目的とする。
講演者一同

講演者1:八木俊介
(東京大学 生産技術研究所 准教授)
題目:電気化学触媒としてのペロブスカイト酸化物

講演者2: 平井慈人
(北見工業大学 マテリアル工学科 助教)
題目: 高圧合成法・液相合成法がもたらす酸素発生触媒の新展開

講演者3: 神原陽一
(慶應義塾大学 理工学部 物理情報工学科 准教授)
題目: マテリアルインフォマティクス, 高圧相と物質界面への適用